カメラを落としました
ガシュッ!!と鈍い音がしてカメラを落としてしまいました。
カメラバックがきちんとしまっていなかったようです。
一瞬で血の気が引きました。やってしまった…。
使っているのはCanonのEOS 6D、気づけば10年近く愛用しているカメラ。
そんなカメラが無残な姿に…。
恐る恐るスイッチを入れてみると本体は起動。少し操作をしてみましたが本体は問題なし。となると問題はレンズ。
レンズの状態
レンズ面を下にしたようでレンズキャップがめり込んで変形し、レンズキャップが外れない状態でした。
これを外さないことには中の状態がわからないので、ラジオペンチを使って外しました。レンズに負担がかからないようにいろいろな角度から試してゆっくりと。
めり込んだレンズキャップがレンズフィルターのガラス面に当たっていて、ガラス面はバキバキに割れていました。
フィルターはもう使えないので、とりあえず割れたガラスを取り除きました。
下の写真はガラス部分を取り除いた状態です。割れた状態は撮影していませんでした。
レンズ本体は幸い傷がなく、試しに使用してみると問題なく動きました。不幸中の幸い。
レンズフィルターのおかげで、最悪の事態は防げました。新しいレンズフィルターを買って取り替えれば問題なく使える状態でした。
ひと安心してレンズフィルターを外そうとしたところ、
外れない!!!
ペンチを使って、力を入れて外して外そうとしましたがビクともしません。
メーカー修理
以前は仙台にもCanonのサービスセンターがありましたが、2017年をもって撤退。何度か利用し、その都度とても丁寧に対応してもらっていただけに残念。
Canonのレンズの修理料金については下記のメーカーサイトでおおよその修理料金を調べることができます。
修理料金のおおよそを出したい時は
修理に出したいレンズを選択
↓
故障現象別費用詳細
↓
故障現象を選択
で確認することができます。
今回の事案は
レンズ「EF24-105 4.0L IS USM」、故障現象は「衝撃ダメージ品」
目安修理料金(税込):18,700~32,901円
+引取修理:「引取修理サービス(セルフ梱包)」利用料金2,750円(税込)
結構料金がかかってしまします。フィルターが外れないだけなので修理に出すか悩むところ。
このフィルターさえ外せれば…!!
数日考えたうえでメーカーに修理に出すのは一旦やめ、
他に修理する手立てはないか、近所にあったカメラキタムラに行って修理可能か聞いてみました。
カメラを渡してみてもらうこと10分ほどで説明を受けました。
動作には問題ないようでしたが、やはりその場ではどうにもならないのでメーカーに修理に出すしかないとのことでした。
やはりダメか…。
自力で修理しました。
動作の確認はしていたし、「このレンズフィルターさえ外れれば!」という状態だったため、悩んだあげく最終的には自分で外してみることにしました。
レンズフィルターのフレームは頑丈に作られてはいますが、そもそもの素材がアルミなので自力で切断できると判断しました。
使用していたのはKenko カメラ用レンズフィルターです。
見事にカメラを保護してくれた、偉大なレンズフィルターです。身を呈してレンズを守ってくれましたが、ここでお役御免…。
使うものはニッパーのみ
ごくごく一般のものです。決して高級な高性能ニッパーではありません。
レンズ面を傷つけないように、一撃で切断するのではなく、少しずつ丁寧にフィルターのフレームを切断していきます。
リスがきのみをかじるようにジワジワと。レンズ本体を傷つけないように慎重に…。
1箇所切断してみましたが、外れる気配がなかったため2箇所切断しました。
そして
2箇所目を切断したところで、見事に外れました。
2箇所目を完全に切断する前にグラついたので、触ってみたら外れました。
中には細かいガラス片が入り込んでいたたのでブロアーなどで掃除して、修理完了!!
幸い目に見える傷などはありませんでした。
そして後日同じレンズフィルターを買って取り付けました。
レンズ本体が変形してレンズフィルターが装着できないのではと心配していましたが、問題なく装着できました!
これで晴れて元の姿に!
まとめ
修理してから3ヶ月経っていますが、問題なく使えています。
今回は動作上での問題がない(カメラ屋でも確認)とのことからの判断でした。
最終的に無事もとの姿に戻ってくれたので一安心。
今回は問題なく修理することができましたが、本来ならメーカーできちんとした対応を取ってもらうことが一番です。
もし自分で修理をしようとしている方は自己責任で修理をしてください。
そして今回は改めてレンズフィルターの大切さを痛感する出来事となりました。
気づけば10年ほど使っているカメラですが、今後も大事に使っていきたいです。