【体験談】宮城県知事公館での結婚式を紹介します

先日結婚式を挙げました

コロナ禍で大変な時期ではありますが、結婚式を挙げました。
宮城県の所有する宮城県知事公館という場所を借りての人前結婚式でした。

今回はそんな宮城県知事公館での結婚式、オリジナルの結婚式について紹介します。
どのように準備をして当日を迎え、そして最終的にどのくらいの費用がかかったか…気になる点をまとめてみました。

どのような式をしたのか?

会場:宮城県知事公館
招待人数:30人(親族20人、友人10人)
内容:人前式、披露宴
テーマ:ものづくりとユーモア

そもそもなぜ結婚式場を使わなかったのか?

ふたりが結婚式を挙げるにあたって重要視したのが以下のこと

・費用をできるだけ抑えたい
・(装飾など)手作りのものを増やしたい
・オリジナリティを出したい

結婚式の挙式ではある程度プランが決まっていて、作ったものの持ち込みなどをする場合はオプションとして別料金を払わないといけないことが多いです。また食事などもあらかじめ決められたコースから選ぶなど、どうしても自由が利かない部分もでてきます。
もちろん専門のスタッフが大勢いて、大人数でも確実に対応してくれる等メリットもたくさんあるのですが、どうしても費用面と自由度の面がネックとなりました。

また人数もそれほど多くなく自分たちで対応できるとの判断もあり、最終的に結婚式場を利用することをやめました。

プランニングについて

さすがに結婚式のプランニングを自分たちで組むのは難しいので、
プロのウェディングプランナーにお願いすることにしました。

お願いしたのが、福島にあるecru (エクリュ)さんです。

ecru -ordermade wedding-

〒960-2153 福島県福島市庄野字台ノ田8-3
▪TEL024-572-7849
▪定休日水曜+不定休
▪駐車場あり

ecruさんは福島を中心に活動するふたり組のフリーランスウェディングプランナーさんです。
福島を拠点として、宮城はもちろん、その他東北、北関東などでもお仕事をしています。

ecruさんが企画するドレスの展示会を見に行ったのをきっかけで知り、過去の結婚式を含め、ecruさんの雰囲気が自分たちが求めているものと合っていたのでお願いすることにしました。

もちろんしっかりと見積もりなどもと出してもらってから決定しました。

見積もりはあらかじめ最大限かかる費用を算出してもらいました。
そして、そこから削れるものを削りながら結婚式の準備をしたので、
「予定より多く費用がかかった」
ということが最終的にありませんでした。

ecruさんはふたり組ですが、基本的にどちらか片方の方が専属で担当してくれます。
担当のプランナーさんが諸事情で途中から仙台に引っ越したこともあり、最終的に打ち合わせで福島まで行ったのが2回だけ。
リモートでの打ち合わせも対応してもらったので、福島のプランナーさんということでしたが仙台との距離は気になりませんでした。

宮城県知事公館について

宮城県知事公館はもともと大公使、皇族等賓客を接遇する迎賓館として使用していた建物で、宮城県が有料で貸し出しをしています。
外観は洋館ですが、門や内装には和の要素も組み合わさっていて、和洋どちらの行事とも親和性がとれる建物となっています。
外には素敵な庭園があり、常時整備されていて綺麗です。
庭園は解放されているので、予約不要で見学することができます。

レンタル料 ※2021年9月現在

全室1日 74,320円
全室半日 37,160円

・部屋や庭を個別に借りることも可能です。
・駐車場もあり最大で15台ほど車を停めることもできます。詳細は宮城県の宮城県知事公館サイトよりご確認ください。

館内の間取りはこのような感じ

結婚式の場合、洋室Aがメイン会場になってくると思います。
洋室Aは机をイスを置くと30人名くらいまで収容可能です。

私たちの式はちょうどゲストが30人だったのでぴったりでしたが、頑張ればあと数人入れることも可能かな?と思うくらいでした。水回りがしっかりとした大きなキッチンスペースがあり、ケータリングの準備をするのに最適でした。

結婚式で使用するにあたっての注意点

館内は土足厳禁

土足厳禁なので、スリッパが必要です。
館内にもスリッパがあり借りることも可能。
私たちの式ではスリッパを自分たちで用意しました。
新郎新婦の靴は、交渉して土足のまま室内に入れるようにしてもらいました。

展示物を移動できない

館内には絵画や置物が展示してあります。
しこれらを移動したりすることはできないので、
部屋のレイアウトや飾り付けをする場合には注意が必要。
どこに何があるかを事前に確認しておいたほうがいいです。

手作りしたもの

今回手作りしたものです。数が多いので詳細は別記事にて紹介したいと思っています。
ふたりの好きな動物「白鳥」をモチーフとして頻出させました。

紙モノ

・招待状(招待状、ゲストカード、リクエストカード、返信用ハガキ、封筒)
・席次表
・席札
・食事のメニュー表
・プチギフトのパッケージデザイン

ほぼ全て手作りしました。
私の勤めている会社で印刷したため大幅にコストを削減することができました。

装飾品

・ウェディングドレス
・花冠
・ピアス
・蝶ネクタイ

新婦のドレスは自分で作ったもの。
ウェディングドレスは1着レンタルでも20円万〜くらいが相場になってくるので
ここを抑えられたのはコストを削減するうえで大きかったです。
材料費は約3万で済みました。

掲示物

・年表
・ウェルカムボード
・プランティングセレモニーの掲示物
・リングピロー

プロフィールムービー的な自分たちの自己紹介を年表にして展示しました。
横幅4200mm(1400mmx3)となかなか大きなものですが、広い部屋にはこれくらいがちょうどよかったです。

その他

・スリッパ用袋のデザイン(スタンプ2種類)

会場が土足厳禁なため、スリッパと脱いだ靴をいれる袋を用意しました。
その袋にデザインハンコを押しました。

会場配置図と当日の様子

会場は以下のように使用しました。

天候にも恵まれ予定通り式をあげることができました。
会場の雰囲気を少しだけ紹介します。

玄関
ギャラリー(洋室B)
挙式会場(庭園)
披露宴会場(洋室A)

新郎新婦の控え室は迷いましたが、貴賓室を控え室にすることにしました。
トイレが近くにあり、新郎新婦専用のトイレとして使用しました。
親族控え室と近いですが、係りの人とうまく連携を取って行動したので、
出席者と鉢合わせるようなことはありませんでした。

トータルの費用

気になるのはお金の話!
宮城県知事公館
ゲスト30名での今回の結婚式

最終的なトータル費用は….

1,954,000円

200万円以内に収まりました!

内訳は以下の通り

●プランナーさんのプロデュース料…計276,000円

プロデュース料 275,000円
プランナー出張料 10,000円

●会場+装飾費…計39,8000円

会場使用料 155,000円
挙式料(人前式) 50,000円
テーブルクロス+ナフキン 45,000円
オリジナル装飾 28,000円
装花 120,000円

●人件費…計404,000円

設営・運営費 30,000円
司会料 67,000円
音響機材・オペレーター 70,000円
料理サービス料 57,000円
ヘアメイク 80,000円
カメラマン 110,000円

●料理…計570,000円

料理 475,000円
ケータリング料 70,000円
ウエディングケーキ 25,000円

●衣装類…計73,000円

新婦衣装 33,000円
新郎衣装 20,000円
ブーケ・ブートニア 20,000円

●DIY/手作りのもの…計45,000円

前撮りアルバム 4,000円
印刷物 4,000円
写真展示材料費 16,000円
オリーブセレモニー材料費 1,000円
エコバック、スリッパ  20,000円

●その他…164,000円

引出物 150,000円
贈呈用ギフト 10,000円
プチギフト ¥4,000円

細かい経費はざっくりと分類分けしてまとめて算出しました。
やはり結婚式はいろいろとお金がかかりますね。
それでも、予定していたよりも大幅にコストカットできました。
「衣装代を抑えられたことと」「コロナ禍ということでお酒を提供しかなった」この2点が大きかったことは間違いありません。しかしそういったことを抜きにしても最終的なトータル費用は満足のいくものになりました。

さいごに

コロナ禍ではありましたが、
自分たちのオリジナリティを出し、なおかつ経費を最大限に抑えることができたので大変満足のいく式となりました。

何より参加してくれた人から評判がよかったのがうれしかったです。

今回利用した宮城県知事公館は30人程度のコンパクトな結婚式には最適な場所でした。
式場を使わず結婚式を挙げる場合一番問題になってくるのは食事だと感じていたので、広いキッチンがある宮城県知事公館はポイントが高かったです。
庭は常に手入れがされていて、季節によって雰囲気を楽しむことができるところもいいですね。結婚式でなくても少し散歩をするだけでも十分楽しむことができると思います。

とても素敵な場所なので皆さんも足を運んでみてはいかがでしょうか?