既存の食器棚にタイルを貼る
以前からやってみたかった、棚にタイルを貼るDIYに挑戦しました。
今回は、以前自作した食器棚の天板にモザイクタイルを貼ってみました。
木材を組み合わせて作った棚のため、わずかな隙間があり、パンくずなどの細かいゴミが入り込むのが気になっていました。
見た目の改善と、掃除のしやすさを目的にタイル貼りを行っています。
この記事では、既存の棚にタイルを貼る方法(接着まで)を写真付きで解説します。

既存の棚にタイルは貼れる?
結論からいうと、条件を満たしていれば既存の棚にもタイルは貼れます。
ポイントは以下の通りです。
- 天板がある程度フラットであること
- 表面に軽いザラつきがある(もしくはヤスリがけできる)
- タイル用の接着剤を使用する
- タイルの重さに耐えられる強度があること
この条件を満たせば、初心者でも問題なく施工可能です。
今回タイルを貼る食器棚について
今回タイルを貼るのは、以前DIYで作成した食器棚です。

強度重視で作っているため収納力は十分ですが、板同士のわずかな隙間からゴミが落ちるのが難点でした。
また、オイルステイン仕上げのため水拭きがしにくく、日常的な掃除のしづらさも気になっていました。
今回はこの天板部分にタイルを貼ることで、見た目と実用性の両方を改善していきます。
タイル貼りに必要なもの
タイル貼りに必要な道具はこちらです。
- タイル
- タイル用接着剤
- 目地材
- くし目ゴテ
- ゴムベラ
- スポンジ
- マスキングテープ・養生テープ
- ウエス(布切れ)
タイルは、あらかじめシート状にまとまっているモザイクタイルを使用すると扱いやすく、初心者にもおすすめです。
接着剤はタイル専用のものを使用することで、剥がれにくく安心して施工できます。
そのほかの道具は、接着剤や目地材を扱うための補助的なものが中心で、100円ショップなどで揃えられるものも多く、手軽に準備できます。
接着剤の選び方(重要)

タイルを貼る場合は、タイル用の接着剤を使うのが安心です。
木材の上に貼ると見た目以上に重さがかかるため、しっかり固定しないとズレや剥がれの原因になります。
木工用ボンドや両面テープでも固定できる場合はありますが、耐久性に不安があるためおすすめしません。
特にキッチン周りのように水や温度変化がある場所では、専用の接着剤を使用すると安心です。
迷った場合は、「屋外使用OK」と記載のあるものを選ぶと失敗しにくいです。
今回使用したのは外壁にも使えるタイプで、多少の凹凸がある面にも対応できるものを選びました。
タイル貼りの流れ
タイル貼りは、以下の流れで進めていきます。
①貼る場所の確認
↓
②タイルの準備
↓
③接着剤でタイルを接着する
↓
④目地で隙間を埋める
↓
⑤スポンジで表面を整える
↓
⑥乾燥後、掃除して完成
接着剤や目地材は乾燥時間が必要なため、作業自体はシンプルですが数日に分けて進める工程になります。
この記事では、①〜③の「タイルの接着まで」を解説します。
目地の埋め方については、後編の記事で詳しく紹介しています。
タイルを貼る手順
実際にタイルを貼る手順を順番に解説していきます。
①貼る場所の確認
まずは、タイルを貼る場所の状態を確認します。
貼る範囲のサイズを測り、必要なタイルの枚数をあらかじめ用意しておきます。
今回の天板はSPF材を使用しており、表面は軽くヤスリをかけたあとオイルステインで仕上げています。
適度にザラつきがあるため、そのまま接着剤を塗っても問題ないと判断しました。
- 表面にザラつきがある(ツルツルしている場合はヤスリがけ)
- 汚れや油分を拭き取る
- タイルの重さに耐えられる強度がある
- 塗装が劣化していない(剥がれやすい場合は除去する)
表面がツルツルしている場合は、そのままだと接着力が弱くなるため、荒めのヤスリで軽く削っておくと接着しやすくなります。
隙間はマスキングテープで埋め、周囲も養生しておくと仕上がりがきれいになります。

②タイルの準備
タイルを貼る前に、サイズや配置を確認するために仮置きを行います。
今回は、あらかじめタイルがシート状に固定されている「モザイクタイルシート」を使用しました。

モザイクタイルシートは、カッターで簡単にカットできるため、サイズに合わせて調整が可能です。

実際に貼る前に仮置きして、全体のバランスや枚数を確認しておきます。
あらかじめ配置を決めておくことで、接着時のズレややり直しを防ぐことができます。

③接着剤でタイルを貼る
いよいよタイルを接着していきます。
まずは、くし目ゴテを使って接着剤を塗り広げます。
厚く塗りすぎず、均一に伸ばすのがポイントです。

接着剤を塗ったら、タイルシートを貼り付けていきます。
タイル同士の間隔が均一になるように、位置を調整しながら慎重に配置します。

すべて貼り終えたら、上から軽く押さえてしっかり密着させます。
はみ出した接着剤は、乾く前に拭き取ります。
接着剤が手につくと作業しにくくなるため、布や手袋を用意しておくと安心です。
貼り終えたら、そのまま乾燥させます。
乾燥時間は使用する接着剤によって異なりますが、今回は1日ほど置いてから次の工程に進みました。
タイル貼り自体はシンプルな作業ですが、いくつか注意しておきたいポイントがあります。ポイントを押さえておけば、初心者でも問題なく作業できます。
接着剤を塗りすぎる
はみ出して表面が汚れやすくなります。薄く均一に伸ばすのがポイントです。
タイル同士の間隔がズレる
見た目に影響するため、仮置きして位置を決めておくと安心です。
接着前に位置を決めていない
一度貼ると修正しにくいため、事前に配置を確認しておくことが大切です。
手や周囲が汚れる
接着剤はベタつくので、布や手袋を用意しておくと作業しやすくなります。
まとめ

既存の食器棚でも、条件を満たせば問題なくタイルを貼ることができました。
作業自体はシンプルですが、
接着剤の選び方や下準備をしっかり行うことで、仕上がりと耐久性が大きく変わります。
今回のようにモザイクタイルシートを使えば、初心者でも扱いやすくおすすめです。
次の記事では、タイルの隙間を埋める「目地作業」について解説しています。
仕上がりを左右する重要な工程なので、あわせてチェックしてみてください。



















材料:SPF材
仕上げ:オイルステイン塗装
天板:一枚板ではなく、板を組み合わせた構造