カメラを落としてしまった
先日、愛用しているCanon EOS 6Dをカメラバッグから取り出そうとしたとき、うっかり落としてしまいました。
「ガシュッ!!」と鈍い音が響き、一瞬で血の気が引きました。
恐る恐るスイッチを入れてみると本体は起動。
少し操作をしてみましたが本体は問題なし。となると問題はレンズ…
レンズフィルターが外れない!
落下の衝撃でレンズキャップがめり込み、変形して外れない状態に。
まずはこれを外さないと中の状態がわからないので、ラジオペンチを使って少しずつ外しました。レンズに負担がかからないよう角度を変えながら慎重に。

すると、めり込んだキャップがレンズフィルターのガラス面に当たり、ガラスはバキバキに割れていました。
フィルターはもう使えないので、とりあえず割れたガラスを取り除くことに。
下の写真はガラス部分を取り除いた状態です。

レンズ本体は幸い傷がなく、試しに使用してみても問題なく動作。不幸中の幸いでした。
レンズフィルターのおかげで最悪の事態は防げたのです。新しいフィルターを購入すれば解決する…はずでした。
しかし、ここで再び問題が。
外れない!!!
ペンチで力を入れてもビクともしません。
メーカー修理を検討
以前は仙台にもCanonのサービスセンターがありましたが、2017年で撤退。
何度か利用したことがあり、その都度とても丁寧に対応してもらっていただけに残念です。
Canon公式サイトでは修理料金の目安を調べることができます。
1 下記の公式サイトのサポートページを開く
2 「修理・メンテナンスのお申し込み」でステップ1~4を選択し、対象の商品を選ぶ
3 「修理の目安料金」をクリック

4 「機種別費用詳細」で「現象1」から症状を選ぶ

すると、修理料金の目安を確認できます。
フィルターが外れないだけでこの費用…。修理に出すかどうか悩みました。
このフィルターさえ外せれば…!!
カメラ屋に相談
数日考えた末、とりあえずメーカー修理はやめ、近所のカメラのキタムラに相談してみました。
カメラを渡して10分ほど確認してもらった結果、動作自体は問題なし。ただ、やはりフィルターの取り外しはできないのでメーカー対応になるとのこと。
やはりダメか…。
自力で修理に挑戦
「フィルターさえ外せれば」という状態だったため、悩んだ末に自分で外すことにしました。
レンズフィルターのフレームは頑丈ですが、素材はアルミ。ニッパーで少しずつ切断すればいけると判断しました。
使用していたのは Kenko カメラ用レンズフィルター。
身を呈してレンズを守ってくれたフィルターですが、ここでお役御免です。
使うものはニッパーのみ

ごく普通のニッパーを使用。決して高級なものではありません。
レンズを傷つけないよう、一撃ではなく、少しずつ丁寧に切断。
まるでリスが木の実をかじるようにジワジワと…。

1箇所切断しても外れる気配がなかったため、反対側の2箇所目を切断。
するとグラつき始め、
触ってみると見事に外れました!

中には細かいガラス片が入り込んでいたたのでブロアーなどで掃除して、修理完了!!
幸い目に見える傷などはありませんでした。
後日、同じレンズフィルターを購入して装着。
本体が変形してフィルターがはまらないのではと心配しましたが、問題なく装着できました。
これで晴れて元の姿に!
まとめ
修理してから3ヶ月経っていますが、問題なく使えています。
今回は動作に影響がなかったため自力で修理しましたが、本来はメーカー対応が一番安心です。
もし同じように挑戦する方は、あくまで自己責任でお願いします。
そして今回改めて痛感したのは、レンズフィルターの大切さ。
気づけば10年近く使っているカメラですが、これからも大事に使っていきたいと思います。
・レンズ:「EF24-105 4.0L IS USM」
・故障現象:「衝撃ダメージ品」
・目安修理料金(税込):18,700~32,901円
・+引取修理サービス(セルフ梱包):2,750円(税込)
※2021年5月時点