ダイニングに照明を吊り下げたい!
ダイニングテーブル周りが少し暗く感じていて、テーブルを直接照らす照明を付けたいと思いました。
しかし、吊るしたい場所の真上は石膏ボードの天井。引っ掛けシーリングは離れた位置にあり、すでに別の照明で使用中です。賃貸なので大きな穴を開けてビスやアンカーを使うこともできず、「これでは無理かも…」と悩みました。
そこで調べてみると、石膏ボード用の天井フックという便利なアイテムを発見!
ピンで固定するだけで耐荷重も十分。まさに今回のケースにピッタリでした。
石膏ボード天井に照明を吊るす方法の選択肢
石膏ボード天井からものを吊るす場合、
- アンカー+ビスで固定(強度はあるが賃貸では不可)
- 専用フック(ピン式)を使う
という選択肢があります。
同じ石膏ボード用のアイテムに「壁美人」という金具があります。これはホチキスの芯で固定する仕組みで、壁に穴を空けずに取り付けられるため、賃貸物件の石膏ボード壁ではとても便利です。ただし天井には使えません。ホチキスの芯は垂直に刺さるので、天井に取り付けると重さで落ちてしまうからです。
今回使用する「天井専用フック」はピンを斜めに打ち込むことで強度を確保。耐荷重も3kg前後と十分です。

壁にフックを付けたい方は「壁美人の取り付け記事」も参考にしてください。
今回使用するライトとアイテム
今回使用するのはこちらのペンダントライトです。コードが長く、位置調整がしやすいタイプなので、ダイニングテーブルに合わせやすいのが特徴です。

- ピン式の天井用フック(耐荷重3kg)
- ペンダントライト(コード長・調整可能タイプ)
- 引っ掛けシーリングをコンセント化するアダプタ(200円程度)
- コンセント用スイッチ
取り付け手順
位置決め
糸を垂らして、ダイニングテーブルの中央に照明が来るように設置位置を決めます。

フック取り付け
まず、天井用フックの取付けピース(ベースとなる部分)を天井に当て、4箇所にピンを打ち込みます。
ピンは細いので、コインなどで押さえると力を入れやすく、スムーズに固定できます。

取付けピースがしっかり固定できたら、その上からフック本体をねじ込みます。
軽く引っ張ってみると、耐荷重3kg前後のしっかりした強度が出ていました。

照明の準備
今回使用する照明は「引っ掛けシーリング用」のタイプです。
しかしシーリングはすでに使用中なので、そのままでは取り付けられません。
そこでアダプタを使って引っ掛けシーリングをコンセント化する作業を行いました。

アダプタを引っ掛けシーリングに合わせて接続します。これで引っ掛けシーリングの照明がコンセントでも使用できるようになります。

さらにスイッチ付きコンセントを接続して、手元でON/OFFが切り替えられるようにしました。

吊り下げ&配線処理
フックに照明を吊るし、高さを調整しました。
ペンダントライトのコードは自重でずれ落ちないように、結束バンドでフックに固定しました。
そして2個目のフックを使って天井から壁沿いに這わせてコンセントに接続しています。

これで取り付け作業は完了です。

完成と使ってみた感想
照明の高さはテーブルから約70cmに設定。近くの観葉植物や照明とも干渉せず、ちょうど良いバランスに。
スイッチを入れると、テーブル全体が今まで以上に明るくなり、料理も美味しそうに見えるようになりました。
部屋全体の雰囲気も一段階アップ!

気になる点は、壁に這わせたコードが少し目立つこと。今後は家具やインテリアでうまく隠して自然に見せたいと思います。
まとめ
- 石膏ボード天井でも「ピン式フック」を使えば、賃貸で照明を吊り下げられる
- 「壁美人」は壁専用、天井は専用フックを選ぶのが正解
- アダプタやスイッチを組み合わせれば、シーリング不要でコンセントから照明を使える
- 照明ひとつで部屋の印象は大きく変わる!
賃貸でも安心して挑戦できるDIYなので、暗さに悩んでいる方はぜひ試してみてください。
