古い家具や雑貨をアンティーク風に加工できる「クラック塗装」。
塗装が経年劣化したようなひび割れ模様を、専用塗料を使うことでDIYでも簡単に再現できます。
今回は「オールクラックアップ」を使ったひび割れ塗装(クラック塗装)のやり方と、セリアの木箱をアンティーク風にリメイクした実例を紹介します。
クラック塗装とは?ひび割れ模様を作るアンティーク加工
クラック塗装とは、塗装が経年劣化したようなひび割れ模様を再現する塗装方法です。
木箱や家具、小物などをアンティーク風に仕上げたいときによく使われ、DIYでも人気の加工方法です。
今回は「オールクラックアップ」を使って、セリアの木箱をアンティーク風にリメイクしてみました。
オールクラックアップとは?簡単にひび割れ加工できる専用塗料

オールクラックアップは、塗装の間に使用することで簡単にひび割れ模様を作ることができる塗料です。
通常、塗装のひび割れは長い年月による劣化で発生しますが、オールクラックアップを使えばDIYでもアンティーク家具のような風合いを再現できます。
水性塗料なので扱いやすく、使用後の掃除も簡単です。
また、アクリル系塗料との相性が良く、中でもバターミルクペイントと組み合わせることで、綺麗なひび割れ模様を作ることができます。
オールクラックアップを使ったひび割れ塗装のやり方
オールクラックアップを使ったクラック塗装は、以下の手順で行います。
- アクリル系塗料で下地を塗装する
- オールクラックアップを塗る
- アクリル系塗料で仕上げ塗装をする
今回は、セリアの木箱を使った実例をもとに、それぞれの工程を紹介します。
クラック塗装に必要な材料
今回使用した材料はこちらです。
- オールクラックアップ
- バターミルクペイント(下地用・仕上げ用)
- オイルステイン(比較用)
- ハケや筆

塗料には、アメリカ開拓時代の色合いを再現した水性塗料「バターミルクペイント」を使用しました。
オールクラックアップとの相性が良く、綺麗なひび割れ模様を作りやすいのが特徴です。マットな質感でアンティーク風に仕上がるため、クラック塗装を初めて試す方にもおすすめです。
今回使用したカラーは以下の3色です。
- チャイルドロッカーイエローホワイト
- ドレッシングテーブルブルー
- ドレッシングテーブルネイビーブルー
バターミルクペイントの使い方や特徴は、こちらの記事で詳しく紹介しています。
セリアの木箱をクラック塗装でアンティーク風にリメイク

使用したのは、セリアの「インテリア木製ウォールボックス」です。
今回は、
- 下地:バターミルクペイント(ネイビーブルー)、仕上げ:バターミルクペイント(ブルー)
- 下地:オイルステイン(ウォルナット)、仕上げ:バターミルクペイント(イエローホワイト)
の2パターンで塗装し、ひび割れの出方を比較しました。
比較用として、ウォルナットカラーのオイルステインも使用しています。ひび割れを目立たせるため、下地には暗い色、仕上げには明るい色を組み合わせました。
下地を塗装する
まずは下地となる色を塗装します。
今回はバターミルクペイント(ネイビーブルー)とオイルステイン(ウォルナット)の2種類を下地に使用しました。
下地はしっかり乾燥させてから次の工程へ進みます。


オールクラックアップを塗る
下地が乾燥したら、オールクラックアップを塗ります。

オールクラックアップは少しとろみがあり、薄めのコーヒーのような色をしています。ただし、塗ると透明になるため、作品に色が付くことはありません。
オールクラックアップは、仕上げ塗装を行う方向に対して垂直になるように塗るのがポイントです。
同じ方向に塗ってしまうと、綺麗なひび割れ模様が出にくくなるため注意しましょう。

塗った部分は透明になりますが、表面がベタつき光沢が出るため、塗装した場所は確認できます。
今回は比較のため、木箱の外側だけに塗装し、内側には使用しませんでした。

塗装後は一晩乾燥させます。

仕上げ塗装でひび割れ模様を作る
乾燥後、仕上げ用の塗料を塗っていきます。
仕上げ塗装では、重ね塗りをしないことが重要です。
仕上がりの違いを比較するため、原液に近い状態で塗装した部分と、少量の水で薄めて塗装した部分を作り、それぞれひび割れの出方を確認しました。
塗り始めるとすぐにひび割れが発生するため、できるだけ一度で塗り終えるようにしましょう。

2種類の下地でひび割れの出方を比較
今回は、下地の違いによるひび割れの出方も比較してみました。

下地:バターミルクペイント(ネイビーブルー)仕上げ:バターミルクペイント(ブルー)
一気に仕上げ塗装をした部分は、綺麗なひび割れ模様ができました。
下地の色も程よく見え、アンティーク家具のような風合いに仕上がっています。今回試した中では、一番バランスの良い仕上がりでした。


下地:オイルステイン(ウォルナット)仕上げ:バターミルクペイント(イエローホワイト)
下地をオイルステインにした場合もひび割れは発生しました。
ただし、バターミルクペイントを下地に使用した場合と比べると、ひび割れ模様はやや控えめな仕上がりになりました。


今回試して分かったこと・綺麗なひび割れを作るコツ
今回試した中では、下地にバターミルクペイント、仕上げに明るい色のバターミルクペイントを組み合わせた方が、ひび割れ模様がより綺麗に現れました。
また、仕上げ塗料を厚めに塗るとひび割れは大きくなり、水で薄めた部分は細かいひび割れになる傾向がありました。
ひび割れを目立たせたい場合は、下地に暗い色、仕上げに明るい色を組み合わせるのがおすすめです。
今回のように、塗料の濃さや塗り方を少し変えるだけでも仕上がりは大きく変わるため、まずは端材などで試し塗りしてから本番に塗装すると失敗が少なくなります。
まとめ|オールクラックアップで簡単にアンティーク加工
今回はオールクラックアップを使って、セリアの木箱をアンティーク風に加工しました。
クラック塗装は難しそうに見えますが、下地・オールクラックアップ・仕上げ塗料の順番で塗るだけなので、DIY初心者でも挑戦しやすい加工方法です。
綺麗なひび割れを作るポイントは、仕上げ塗装を重ね塗りしないことと、下地と仕上げの色にコントラストをつけることです。
塗り方によってひび割れの大きさや雰囲気が変わるので、試しながら自分好みのアンティーク加工を楽しんでみてください。
このブログでは、今回のような塗装DIYのほかにも、初心者でも挑戦しやすいDIYや、部屋の雰囲気を手軽に変えられるアイデアを紹介しています。
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