バターミルクペイントとは?特徴や塗り方を紹介します

バターミルクペイントとは

ミルクに含まれるガゼイン(リンを含むタンパク質の一種)と天然の顔料で作られた人や環境にやさしい自然塗料で、仕上がりに味がありアンティーク塗装やビンテージ加工のDIYにおすすめの塗料です。

水性なので使いやすい

水で薄めたり、洗うことができるので非常に扱いやすいです。
また自然塗料のためペンキのような匂いがしません。

定着力が強い

油性塗料のような伸び、金属やプラスチックにも定着します。
乾くと耐水性になるため様々な場面で使用できます。

カラーバリエーションが豊富

このバターミルクペイントは元々アメリカ開拓時代に生まれた塗料で、当時のカラーを再現したものが多くアンティーク調に仕上げにマッチするカラーが多いです。
ホワイトなどのオーソドックスなカラーやイエローやレッドといった鮮やかなものまでバリエーション豊富です。天然の顔料を使用しているということもあってグリーン系や茶系統のアースカラーが充実しています。



スタンドミラーを塗装します

先日ホームセンターでこのバターミルクペイントを発見したので購入して実験してみることにしました。

学生の頃バイトしていたリサイクルショップで手に入れたスタンドミラー。
長らく使っていて色も飽きてきたので、今回はこちらを塗り替えていきます。

表面はブラウンのペンキで塗装されていてわずかに光沢がある感じ。

用意するもの

・バターミルクペイント

・水性用の刷毛

・容器

・マスキングテープ

カラーはイエローホワイト、150mlにしました。
初めての使用ということで、無難なカラーをチョイス。
量も一番小さいのものにしました。伸びがいいのでスタンドミラーはこの1本で余裕で塗ることができました。

作業

表面の誇りなどのゴミや油分を拭き取り、塗りやすいように分解していきます。

ミラーの部分には塗料がつかないようにマスキングテープを貼ってきます。

マスキングが完了したら、塗装をしてきます。
今回は地の塗装を生かす形で、二度塗りはせずに少しラフに塗装をしました。

室内に放置して3時間ほどで手に付かないほどに乾きました。

まんべんなく綺麗に塗りたい場合は

塗装

乾燥後に400番くらいの紙やすりで表面を磨く

二度塗り

乾燥後に紙やすりで好みの仕上げに磨く

二度塗りして、表面を磨いてあげるとムラなく仕上がります。
ミルクバターペイントは少し厚みがあるので、自分の好みに合わせて様々な仕上げにできるのも魅力の一つです。

完成!

完全に乾燥したあと組み立てたら出来上がり。
部屋は全体的にアンティーク調の家具が多いので表面に光沢があると少し違和感があります。その点マットな仕上がりのバターミルクペイントは自然に部屋の雰囲気に溶け込んでくれます。
写真だと微妙で伝わりにくいのですが、直で見ると一目瞭然です。

部分的に地の色を残してみました。もう少しラフに塗ってもよかったかもしれません。

表面は上から鉛筆がのるくらいのマットな仕上がりです。アクリルガッシュの絵の具の仕上げりと似ている感じ。

まとめ

使ってみての感想はとにかく扱いやすい!

周りに溢れてしまっても水ですぐに拭き取れるのでストレスなく作業を進めることができます。匂いもしないし部屋の作業に最適です!
今回は単純に塗装しただけですが、下地を工夫したり様々な色を重ねることで様々な形に仕上げることができます。バターミルクペイントが少し残っているので、仕上げのパターンをいろいろ試してアップしていきたいと思います。

今回使用したもの