平日の夜に洗濯することが多いため、我が家では室内干しが基本です。
今回は、そんな部屋干しを快適にするため、森田アルミ工業の物干しワイヤー「pid 4M」を設置しました。
設置に少しコツが必要だったので、下地の探し方、取り付け手順などを紹介します。
室内干しの場所
我が家では、洗濯物のほとんどが室内干し。
これまでは、リビングに隣接する続き間の仕切り扉にある鴨居を利用して、洗濯物を干していました。

手軽に干せるので使い勝手はよかったのですが、いくつか不便な点もありました。
- リビングの真ん中に洗濯物があるため目立つ
- 洗濯物を干している間は扉を閉められない
- サーキュレーターの風が当たるとハンガーが落ちることがある
そこで、続き間の中に専用の物干しスペースを設けることにしました。

実は、家に住み始めた当初から、この場所に物干しを設置したいと考えていて、ホスクリーンのようにDIYで天井から物干しを吊るす予定でした。
しかし、調べてみると天井の下地が軽天であることが判明。軽天とは、天井や壁の骨組み(下地)に使われる軽量鉄骨です。
軽天の天井に重量のあるものを吊るすのは、構造をしっかりと把握していないと天井が落ちる危険があるため、DIYの計画はいったん白紙に。
その後、なかなか代わりの方法を思いつかず、そのままになっていました。
設置したのは森田アルミ工業の物干しワイヤーpid 4M
今回設置したのは、森田アルミ工業の室内物干しワイヤー「pid 4M」です。
この「pid 4M」は壁から壁にワイヤーを張り、物干しとして使用できるアイテムです。
必要なときだけワイヤーを引き出して使うことができ、使わないときはコンパクトにしまうことができます。

壁と壁を利用するため、天井に固定する必要がありません。今回は、こちらのアイテムを設置することにしました。
はじめは壁から壁にDIYで物干しを作れないか検討していました。
しかし、使わないときにコンパクトに収納できる仕組みを考えると、なかなかいい方法が思いつきません。
また、自作の場合は強度についても十分に確認する必要があるので、安全性を優先し、今回は市販の物干しワイヤーを取り付けることにしました。
ワイヤーは最長4m、最大荷重10kg
pid 4Mは、最長4mまでワイヤーを引き出して使用できます。
我が家の設置場所は壁から壁まで約2,275mmなので、長さには十分な余裕があります。
最大荷重は10kgです。
洗濯物は濡れていると重くなるため、干せる量を考える際には注意が必要です。衣類の種類や脱水状態によって重さは変わりますが、普段の洗濯物がどれくらいの量なのかを把握しておくと、使用する際の目安になります。
我が家は現在3人家族で、洗濯は1日または2日に1回。今のところ、普段の洗濯物を干す用途で使用しています。
シンプルなデザインが決め手
今回、pid 4Mを選んだ決め手のひとつがデザインです。
シンプルでスタイリッシュな見た目で、余計な装飾がありません。特に気に入ったのが、使わないときにワイヤーを収納できること。
物干しを設置すると便利になる一方で、使っていないときに存在感が出てしまうのは気になります。
その点、pid 4Mならワイヤーを収納すれば目立ちにくく、部屋にもなじみやすそうだと思いました。

設置に必要な道具
今回の取り付けで使用した道具はこちらです。
- インパクトドライバー
- 下地センサー
- マグネット付き下地探し
- マスキングテープ
インパクトドライバーは、付属のビス(ネジ)をしっかり固定できる電動工具を用意します。
手動での取り付けは大変なので、電動工具を使うほうが作業しやすいと思います。
また、今回の設置では下地の確認が重要になります。
壁の表面だけを見ても、内部に柱があるかどうかはわかりません。下地センサーとマグネット付き下地探しを使い、取り付ける位置を確認していきます。

壁の下地を確認する
pid 4Mを取り付ける際に、特に重要なのが壁の下地です。
製品の最大荷重が10kgでも、石膏ボードだけに固定した場合や、ビスが下地にしっかり固定されていない場合は、洗濯物の重みで落下する恐れがあります。
そのため、取り付ける位置に十分な強度を確保できる下地があるか、事前に確認しておく必要があります。
本体プレートとフックプレートの両方を、適切な下地にしっかりと固定することが大切です。

下地センサーで柱の位置を特定する
まず使用するのが、下地センサーです。
下地センサーは、壁の内部にある柱などの位置を探すための道具です。
製品によって使い方は異なりますが、今回はセンサーを壁に当てて動かし、反応する位置を確認しながら柱の位置を探しました。

柱の位置がわかったら、マスキングテープを貼って印を付けます。

今回は、壁の反対側にも同じ位置に柱があることがわかりました。
そのため、両側の柱を利用して、ワイヤーがまっすぐ張れる位置に取り付けることにしました。
下地センサーの使い方については別の記事でも紹介しているので、こちらも参考にしてください。
取り付けたい位置に、都合よく反対側の柱があるとは限りません。そのような場合は
ワイヤーを斜めに張って取り付けることも可能です。
ただし、斜めに取り付ける際は寸法に条件があるため、注意が必要です。
ワイヤーを斜めに張る場合は、下記の寸法条件を守って取り付けてください。

D:ワイヤー両端の高さの差
間口:壁と壁の間の水平距離
L:斜めに張ったワイヤーの長さ
① 間口が2m未満の場合:D ≦ 間口 ÷ 2
② 間口が2m以上の場合:D ≦ 1m(L ≦ 4m)
取り付け位置を決める際は、公式の取扱説明書に記載されている寸法条件を確認してください。
取り付け高さを決める
下地の位置を確認したら、次に取り付ける高さを決めます。
公式の推奨高さは、床から1,700mm以上です。
低い位置に設置すると、ワイヤーや洗濯物に頭をぶつける可能性があるため、使用する場所に合わせて高さを決めます。
今回は、床から約1,900mmの位置に取り付けることにしました。
マグネット付き下地探しで柱とビスの位置を確認する
下地センサーで柱の位置を確認したら、次はマグネット付き下地探しを使います。
マグネット付き下地探しは、先端の針を壁に刺して下地の状態を確認する道具です。背面のマグネットを使って、壁内部の金属製ビスなどの位置も調べられます。
下地センサーで柱の位置がわかっても、取り付けたい場所に既存のビスがある可能性があります。
新たに打つビスが既存のビスと干渉しないよう、位置を確認しておきます。
今回は、取り付ける場所の両側に、縦方向に下地の柱が通っていることを確認できました。

下地の位置が確認できたので、これで取り付け位置の準備ができました。
本体を取り付ける
取り付け位置が決まったら、いよいよ本体を設置していきます。
取り付けの流れは、次のとおりです。
- 本体プレートとフックプレートの取り付け位置を決める
- 下穴を開ける
- 本体プレートとフックプレートを壁に固定する
- 本体とフックプレートカバーを取り付ける
順番に作業していきます。
本体プレートとフックプレートを固定する前に
まず、本体プレートとフックプレートを壁に固定する準備をします。
下地の柱が縦方向か横方向かによって、使用するビス穴が変わってきます。
今回固定する柱は縦方向だったので、下の図の○が付いている穴が柱の中心にくるようにビスを打ちます。
また、◎の穴同士が同じ高さになるように取り付けることで、本体プレートとフックプレートのワイヤーを引き出す位置・引っ掛ける位置の高さをそろえることができます。

下穴を開ける
ビスを打つ位置が決まったら、下穴を開けます。

水平を確認しながら位置を決め、印を付けました。
今回使用したのは、製品に付属していたタッピンねじ4×50mmです。
下地の柱にビスをしっかり固定できるよう、今回は直径3mmのドリルで、深さ約50mmの下穴を開けました。

下穴の直径や深さは、ビスの種類や下地の材質によって適切な条件が異なります。実際に作業する際は、付属の説明書や下地の状態を確認してください。
本体プレートとフックプレートを壁に固定する
下穴を開けたら、本体プレートとフックプレートを壁に固定します。
インパクトドライバーを使い、ビスが下地にしっかりと固定されるように取り付けました。


このとき、プレートが浮いたり、傾いたりしていないかも確認しておきます。
ワイヤーを張って洗濯物を干すため、両側の固定がしっかりできていることが大切です。
本体とフックプレートカバーを取り付ける
プレートを固定できたら、本体とフックプレートカバーを取り付けます。
まず、本体は本体プレートに対して少し右に傾けた状態で押し当て、そのまま左に回すと固定できました。
取り付ける際には少しコツがいるように感じましたが、きちんと固定されるとカチッという音がしました。
取り付けた後は、本体がしっかり固定されていることを確認します。
続いて、フックプレートカバーを取り付けます。
こちらは、フックプレート上部のくぼみに合わせて取り付けるだけなので、比較的簡単でした。

これで取り付けは完了です。


反対側までワイヤーを引き出し、フックプレートに掛けてみます。

無事にワイヤーを張ることができました。
これで、使いたいときだけワイヤーを引き出して洗濯物を干せるようになりました。
物干しワイヤーpid 4Mを1か月使った感想
設置してから約1か月、実際に洗濯物を干して使ってみました。
ここからは、使ってみて感じたことを紹介します。
使い勝手が良い
まず、使い勝手は良好です。
ワイヤーの表面にはざらつきがあり、ハンガーが滑りにくく感じます。
以前はサーキュレーターの風が当たるとハンガーが落ちることがありましたが、pid 4Mを設置してからは、そのようなこともなくなりました。
また、本体プレートとフックプレートを柱にしっかり固定できたこともあり、今のところ安定して使用できています。
ワイヤーが細くて目立たない
実際に使ってみて、特に気に入っているのがワイヤーの目立ちにくさです。
ワイヤー自体が細いため、部屋の中に張っていてもあまり目立ちません。

洗濯物を干していないときも、ワイヤーを張ったままにしていることがありますが、以前のように物干しが部屋の真ん中で目立つことがなくなりました。
使わないときには収納できるので、部屋をすっきり見せたい場合にも使いやすいと感じています。
ワイヤーがどうしてもたゆむ
気になった点としては、ワイヤーをピンと張っても、少したゆみが出ることです。
今のところ、ハンガーが滑り落ちるなどの問題は起きていません。
ただし、洗濯物の量や使い続けたときの状態によって変わる可能性もあるため、今後も様子を見ていきたいと思います。
設置場所の風通しには工夫が必要
もうひとつ気になったのが、設置場所の風通しです。
今回は設置場所の選択肢が限られていたこともあり、エアコンを使用したときに暖かい風が届きにくい場所になっています。
夏場はそれほど気になりませんが、冬場は洗濯物が乾くまでに時間がかかる可能性があります。
そのため、必要に応じてサーキュレーターを使って風を送るようにしています。
また、昼間は窓を開けることで風通しをよくできるので、天候や状況に合わせて工夫していきたいと思います。
まとめ
今回は、森田アルミ工業の物干しワイヤーpid 4Mを設置しました。
以前はリビングの真ん中に洗濯物を干していましたが、専用の物干しスペースを設けたことで、部屋をすっきり使えるようになりました。
実際に使ってみても、ワイヤーが目立ちにくく、必要なときだけ使える点が気に入っています。
一方で、設置場所によっては風通しを工夫する必要があり、ワイヤーにも多少のたゆみが出ます。
それでも、今のところ使い勝手はよく、設置してよかったと感じています。
今後、洗濯物の量が増えた場合には、物干しを追加することも検討したいと思います。
また、設置場所について気になる点が出てきたら、下地の位置を確認したうえで、取り付け位置の変更も考えていく予定です。












物干しワイヤーを探していると、pid 4Mに似たデザインの商品がたくさん出てきます。
購入する際は、見た目や価格だけでなく、耐荷重やワイヤーの巻き戻し機構、固定方法なども確認しておきたいところです。
特に、ワイヤーを自動で巻き戻す製品は、巻き戻し時の安全性やロック機構が重要になります。
安価な類似品がすべて劣っているとは限りませんが、製品によって仕様や品質は異なります。購入前には、メーカーの仕様や説明書、実際の使用者のレビューなどを確認することをおすすめします。