賃貸物件、壁DIYの必須アイテム
賃貸物件では退去時に現状回復を求められるので、原則として壁にネジや釘を打ち込むことができません。そのため壁のDIYは敬遠されがち。
そんな問題を意外な方法で解決し、壁DIYの可能性を大いに広げてくれるアイテムが「壁美人」です!
壁美人とは
「壁美人」とは石膏ボードに固定する壁掛けフックです。
一見すると普通のフックに見えますが、
「壁美人」はホチキスで壁に固定します!
プラスチックのフィルムに複数ホチキスの針を打ち込むことで、フックをしっかりと固定する仕組みになっています。
高い耐荷重性と安定感が特徴!
本体が鉄できていて壁との接地面も広く取られているので非常に安定感があります。
そのためピンなどよりも重いものを引っ掛けたり固定するのに適しています。
サイズもいろいろで壁掛けテレビを固定するものまで!?
サイズや種類も様々です。用途に合わせて使ってみましょう。
今回使用したものです。
サイズ:約幅32×高さ94×厚さ1.5mm、フック幅9mm
1枚当たりの静止荷重:約6kg
一回り大きなもので耐荷重が2倍になります。重いものかけたい場合はコチラが便利。
サイズ:約幅60×高さ94×厚さ1.5mm、フック幅23mm
1枚当たりの静止荷重:約12kg
テレビを壁掛けするものまであります!壁美人恐るべし!
23〜37インチの小型〜中型テレビに最適なサイズです。
打ちつける時のコツは?
慣れれば簡単ですが少しコツが必要です。
私も初めはうまくいかずホチキスの針をそこら中に散らばせてしまいました。
ポイントはたった一つ!
ホチキスの針とプラスチックフィルムを密着させて打ち込むこと!
壁にきれいにホチキスを打ち付けようとすると壁に対してホチキスが平行になりがちです。
平行になるとプラスチックフィルムが凹んでいる分ホチキスとフィルムの間に空間ができてしまい、力がうまく伝わりません。
少し角度をつけて、しっかりとフィルムと壁に力が伝えましょう。
壁美人を応用して壁にラックを設置
設置するラックの構造はとってもシンプル。
端材の板二枚をくの字にビス留めで組み合わせただけです。
周りの家具に合わせてウォルナットカラーのオイルステインで塗装して仕上げました。
裏面には穴を開けて、壁美人に引っかかるようにしました。
穴は彫刻刀で地道に開けました。不恰好ですが、何度も微調整を繰り返して開けたの安定感は抜群です!
表に出てくることもないので見栄えばには問題なし。
「壁美人」を2箇所壁に固定します。
仮止めでラックを乗せて、水平を調節しながら位置を決めたほうがいいです。
位置が決まれば、あとははめ込むだけ!
完成です!
まとめ
DIYしたラックは静止荷重約6kgもある壁美人x2なので、壁にビスで打ち付けたような安定感があります。
「壁美人」が隠れる大きさにすると、設置した時の見た目が良くなります。賃貸物件の壁は寂しくなりがちですが、一つラックを置くだけでアクセントになり部屋の印象を変えてくれます。雰囲気に合わせて置物を飾ってみたり、必要なものを収納できるようにするのもいいでしょう。
簡単に設置できて安定感があるのでいろいろな場面で使用できるので、石膏ボードに何かものをかけたいという人には是非試してみてください。