入籍しました
先日のことですが、繁忙期が落ち着くタイミングで入籍をしました!
昨年より同棲をしていたので生活には特別変化もなく、
まだいまいちピンときていませんが…これからは二人三脚で頑張っていきたいと思います!
そんな結婚に関して、お互いに話し合った時にピタリと意見が一致したことがありました。
「結婚指輪を自分たちでつくりたい」
私はもともと作ること好きだったので自然とそのような考えに行き着きましたが、
相手も同じことを考えていたとは…これは作るしかない!
実際に指輪を作ってきたので、指輪作りについて紹介します。
お店選び
学生の頃に金属工芸をかじったことはあったのですが、
結婚指輪ともなると…ましてや、二人で作ることになるとなかなか難しい。
ここはプロの手を借りるのが一番!!
私の住んでいる仙台では結婚指輪の手作りコースを開いている工房がいくかありました。
その中から最終的に決めたお店がコチラ
彼女が希望していたシャンパンゴールドという素材を扱っている点と、写真で見たお店の雰囲気で決めました。仙台の街中にありアクセスがよいというのも理由のひとつでした。
どのような流れで指輪を作っていくかというと、
打ち合わせ
↓
当日作業
↓
仕上がったものを受け取りに行く
何回も打ち合わせや作業が必要なのかと思っていましたが、思っていたよりもシンプル!
時間があまり取れない人でも安心して作ることができると思います。
打ち合わせ
予約をして話を聞きに行きました。コースをお願いするつもりだったので、その場で契約についての話や作る指輪についての打ち合わせをしました。
内容は、デザインについて、素材について、指のサイズ計測、指輪の刻印をどうするか、石を入れるかどうか、など。
・指輪の材質、指輪のサイズ(指輪の幅)
・デザインは、シンプルな形で光沢の少ないマットなもの
・彼女の指輪にはワンポイントで石を埋める(ダイヤモンド)
表面の仕上げ、指輪の内側に入れる文字をどうするか?
指輪に入れる文字は
・あらかじめ決められたフォントで好きな文字を入れる(レーザー刻印)
・刻印機で好きな文字を打ち出す
・手書きの文字を入れる(レーザー刻印)
の3パターンから選べました。入れる文字の内容、入れる方法ともに迷ったので保留。
打ち合わせの前はイメージがフワフワとしていましたが、実物を見たり話を聞いたりすることで具体的なイメージが湧いてきました。
特に金額面はとても気になるところ!素材や指のサイズを見てその場でおおよその予算を出してもらえたのでスッキリしました。
結婚指輪を手作りにしようか迷っているひとも、まずお店に足を運んで話を聞いてみることをオススメします!
当日の作業
ちなみに今回は自分たちで指輪を作れる「鍛造コース」というコースにしました。
鍛造とは金属加工の一つでハンマーなどで叩いて形を成形していく技法です。
指輪は鍛造か鋳造(指輪の型に溶かした金属を流して作る鋳造と呼ばれる技法)で作られることが多いです。
指輪に入れる文字を決めて、いざ当日。
お店に入るとエプロンを貸していただき、早速作業開始。
お互いの指輪を作り合いました。
それぞれの指のサイズにあった素材が用意されていました。
ペンチで曲げて輪にしていきます。
両端を繋ぎ合せるので、きれいに合わせていきます。
ロウ付けでを隙間を繋ぎます。
ロウ付けとは、融点の低いロウを用いて金属を接合する技法です。はんだ付けのようなもの。
こちらも体験させていただきました。一瞬で溶けて接合されました。
その後、溶液につけて銀材表面に出来る酸化膜を酸洗いしてもらいました。
形を削り出していきます。今回はシンプルな形なので、エッヂを削ってアールを出していくだけ。
単純だけど、均等にアールを出すのに時間がかかりました。
写真を撮り忘れてしまいましたが、
鉄心棒に指輪をあてがって、木槌で叩いて自分の指のサイズにあうように調整しました。
ルーターで研磨して、表面を綺麗にしていきます。
仕上げです。
マットな上がりになるように、表面は槌目にしました。
槌目とは金槌で叩いて入れる模様のことです。力の入れ方や角度によって様々な模様を生み出すことができます。
表面にいくつもの面をつくることでやわらかい光の反射を生み出します。
作業はここまで!
・あとは希望の文字を入れてもらう作業
・彼女の指輪には石をはめる作業
の2つはお任せして終了。
この一連の作業で要した時間は・・・約2時間
予想していた以上に短い時間の作業でした。
完成
後日、完成した指輪を受け取りにいき、念願の結婚指輪を手に入れました。
作ったのは12月とだいぶ前でしたが、婚姻届を提出するまで保管して、やっとお互い付けることができました。
自分たちで作ったものなのでよりいっそう愛着も湧きます。
仕上がりは自分たちが思っていた通りにできたので大満足!これから大事にしていきたいと思います。
●ウェブページ
●Instagram