ダブルサイズのすのこベッドをDIY
友人宅に置くダブルサイズのすのこベッドを出張DIYしました。以前作ったベッドを参考に、掃除しやすく運びやすい2分割タイプで作ってほしいとの依頼です。
限られた材料費の中で、丈夫で快適なベッドを作ることを目標にしました。DIY初心者でも参考になるよう、作業のポイントも詳しく紹介します。
※以前作ったすのこベッドの作り方はこちら
材料と費用
ベッドの全体像がわかる展開図
ベッドの全体像がわかる展開図です。
どの板がどこに使われるかがひと目でわかるので、作業のイメージがしやすくなっています。
作業前に全体像を確認できるので、初心者でも迷わず作業できます。ぜひ参考にしてみてください。


掃除しやすいスノコは取り外し可能で、運びやすいよう分解式に設計しました。これにより、車での運搬もスムーズです。
作業手順
スノコ部分の作成
まずはスノコ部分を作ります。
あらかじめサイズを決め、ホームセンターで材料を購入&カットしました。
友人宅はアパートのため、大きな音は出せません。場所を移動して作業は屋外で行いました。今回は二人で作業したため、材料運びもスムーズで楽しかったです。
ホームセンターでも確認しましたが、作業前に材料の長さやカットが合っているか再度確認しました。不足がないかの最終チェックです。
組み立て前の準備として、組み合わせる板同士の位置を鉛筆でマーキングしました。
やすりがけは友人が担当。今回はハンドサンダーを使って表面を仕上げました。角や細かい部分も削りやすく、仕上がりがきれいになりました。
- 木目に沿って力加減を均一にすると、表面が滑らかになり、後のビス打ちもスムーズ。
- 特に角や細かい部分は丁寧に行うと、完成後の仕上がりに差が出ます。
やすりがけした板から順にビス留めしました。
以前作った経験もあり、手際よく作業でき、あっという間にスノコが完成しました。
土台の作成
土台部分を組み立てます。今回は2分割タイプなので、ずれないよう慎重に作業しました。
ジョイント部分をナットで固定し、土台にスノコをはめていきました。穴の位置や板の重ね方を確認しながら慎重に作業したので、ずれずにしっかり固定できました。
- 板を重ねて穴を開けるときは、水平・垂直をしっかり確認。
- ジョイント部分がずれるとベッド全体の安定性に影響するので、慎重に作業。
ボルトは土台同士が離れないように固定するためのもので、穴は少し大きめに開け遊びを持たせます。今回はM10のボルトに対してM11のドリルを使用しました。
土台にスノコをはめるとぴったり。二つ目の土台も同様に仕上げ、屋外での作業は終了。
作業時間はおよそ2時間で、計算通り車にも収まりました。

組み立てと仕上げ
友人宅に移動して仕上げ作業。床に傷がつかないよう裏面にフェルトを貼ります。
四隅は特にしっかりと貼りました。
- 四隅だけでなく、長辺・短辺の中央付近にも貼ると床への負荷が分散され、傷防止効果が高まります。
スペースは十分確保済みで、ベッド作成までの2週間はマットレス直置きで過ごしていたそうです。
サイズの確認。ダブルベッドを置いても寝室には余裕があり、広々と使えます。
土台のジョイント部分は、穴の位置や板の重ね方を確認しながらナットで固定しました。
その後、スノコをはめてぴったり収まるか確認しつつ慎重に設置。ずれもなく、安定した土台が完成しました。
スノコをすべてはめ終わり、ついに完成です。しっかり安定していて、丈夫なベッドになりました。

完成後の感想・ポイント
材料購入に少し時間がかかりましたが、作業自体は半日ほどで完了。塗装はせず、そのまま使用する予定です。
暑い8月の作業で汗だくになりながらも、完成したベッドを見て作業の楽しさと達成感を味わえました。寝心地の感想も後日、友人に聞くのが楽しみです。

ここまでのポイントまとめ
- やすりがけは木目に沿って丁寧に行う
- 板の穴あけや土台の組み立ては水平・垂直を確認
- フェルトで床を保護する(四隅+中央付近に貼るとさらに安心)
これらのポイントを意識すれば、DIY初心者でも快適で丈夫なダブルベッドが作れます。
完成後は安定感もあり、長く使えるベッドに仕上がります。作ったベッドで寝ると、完成の満足感が味わえ、作業の楽しさも実感できます。
ぜひこの記事を参考に、自分だけのベッド作りに挑戦してみてください。DIYの楽しさを体感できるはずです。
2×4材 1600mm × 4本
2×4材 970mm × 8本
1×4材 1600mm × 16本
2×2材 950mm × 4本
ボルト M10 90mm × 2本
ナット M10 90mm × 2個
合計材料費:8,000円以内