バターミルクペイントとは?特徴や塗り方、仕上がりを紹介

バターミルクペイントは、マットで味わいのあるアンティーク調に仕上がる人気の自然塗料です。DIYで家具をリメイクしたい方や、ヴィンテージ風の雰囲気を楽しみたい方から支持されています。

水性塗料なのでにおいが少なく扱いやすいのも魅力で、DIY初心者でも気軽に挑戦できます。

今回は実際にスタンドミラーをバターミルクペイントで塗装しながら、特徴や塗り方、使って感じたメリットを紹介します。
「普通の水性ペイントと何が違うの?」「きれいに仕上がる?」と気になっている方は、ぜひ参考にしてみてください。

バターミルクペイントとは?

バターミルクペイントは、牛乳由来のたんぱく質「ガゼイン」と天然顔料を主原料とした、水性タイプの自然塗料です。

アメリカ開拓時代から使われてきた伝統的な塗料をもとに作られており、塗装するだけで落ち着いたマットな質感になり、アンティーク家具やヴィンテージ風のDIYと相性抜群です。

「自然な風合いの家具に仕上げたい」「マットな仕上がりにしたい」という方には特におすすめの塗料です。

水性で扱いやすく初心者でも使いやすい

バターミルクペイントは水性塗料なので、使用後の刷毛や容器は水で洗うことができます。

塗料特有の強いにおいも少ないため、換気をしながらであれば室内でも比較的作業しやすいのが魅力です。

DIYを始めたばかりの方でも扱いやすく、家具や雑貨のリメイクにも気軽に使えます。

木材以外にも塗装できる優れた密着力

水性塗料でありながら密着力が高く、木材だけでなく金属やプラスチックにも塗装できます。

乾燥後は耐水性があるため、棚や小物、インテリア雑貨など幅広いDIYに活躍します。

今回は表面に塗装済みのスタンドミラーへそのまま塗ってみましたが、しっかりと塗料が乗り、ムラも少なく仕上げることができました。

マットな質感でアンティークな仕上がり

バターミルクペイント最大の魅力は、やはり独特のマットな質感です。

一般的なペンキのようなツヤが出にくく、塗るだけで使い込まれたような落ち着いた雰囲気になります。
さらに、二度塗りや紙やすりで軽く研磨することで、シャビーシックやヴィンテージ風など好みの仕上がりに調整できるのも魅力です。

ナチュラルテイストやカフェ風インテリア、アンティーク家具が好きな方には特におすすめです。

基本はそのまま使える

バターミルクペイントは基本的に希釈せず、そのまま塗ることができます。

塗料の伸びもよく、今回使用した150mlサイズでもスタンドミラー1台を十分塗装できました。重ね塗りをする場合は、1回目が乾いてから2回目を塗るとムラが少なく、よりきれいな仕上がりになります。

私が塗装した際は、室内で約3時間ほど置くと手で触れられる程度まで乾燥しました。

カラーバリエーションも豊富

バターミルクペイントは、ホワイトやブラックなどの定番色から、イエローやブルー、グリーンなど幅広いカラーが用意されています。
どの色もツヤを抑えた落ち着いた仕上がりで、アンティーク調やヴィンテージ風のDIYとの相性も抜群です。

私が実際に使用したカラーはこちらです。

チャイルドロッカーイエローホワイト

今回のスタンドミラーでも使用したカラーです。やわらかいアイボリー系の色合いで、アンティーク調やナチュラルテイストの家具によく合います。

ドレッシングテーブルブルー
落ち着いた印象のブルーで、アンティーク家具やインテリアのアクセントにもぴったりです。ヴィンテージ感のある仕上がりを楽しみたい方におすすめです。

ドレッシングテーブルネイビーブルー
深みのある色合いで、木箱のアンティーク加工にも使用しました。下地として使っても存在感があり、クラック加工との相性も良いお気に入りのカラーです。

バターミルクペイントでスタンドミラーを塗装してみた

バターミルクペイントの特徴がわかったところで、実際にスタンドミラーを塗装してみます。

今回使用したスタンドミラーは、表面がブラウンに塗装された一般的な木製ミラーです。長年使って色味にも少し飽きてきたので、アンティーク感のあるやさしい雰囲気へリメイクしていきます。

使用したもの

  • バターミルクペイント(イエローホワイト 150ml)
  • 水性塗料用の刷毛
  • 塗料容器
  • マスキングテープ

使用したカラーはチャイルドロッカーイエローホワイトを選びました。

150mlと一番小さいサイズですが伸びが良く、今回のスタンドミラー程度であれば1本で十分塗装できます。初めて使う方でも試しやすい容量です。

下準備

まずは表面のホコリや汚れ、油分を拭き取り、塗装しやすいようにスタンドミラーを分解します。

塗装前のひと手間ですが、この作業をしておくことで塗料の密着が良くなり、仕上がりもきれいになります。
今回は、密着力の高さを試すため、ウレタン塗装の上からそのまま塗装してみます。

鏡の部分には塗料が付かないよう、マスキングテープでしっかり養生しました。

塗装

準備ができたら、いよいよ塗装していきます。

今回は木目や下地の雰囲気を少し残したかったため、あえて二度塗りはせず、ラフな仕上がりを意識して塗りました。

しっかり隠ぺいしたい場合は、1回目が乾燥してから軽く400番程度の紙やすりで表面を整え、二度塗りするとムラの少ないきれいな仕上がりになります。

乾燥時間

室内で乾燥させたところ、約3時間で手で触れられる程度まで乾燥しました。

気温や湿度によって乾燥時間は変わりますが、十分に乾いてから組み立てることで塗膜を傷めにくくなります。

完成したスタンドミラー

完全に乾燥したら組み立てて完成です。

以前は少しツヤのあるブラウンでしたが、バターミルクペイントを塗ることで、落ち着いたマットな質感に生まれ変わりました。

部屋のアンティーク調の家具とも違和感なくなじみ、以前よりもインテリア全体になじむ印象です。

今回は下地の色を少し残すように塗装しましたが、もう少しラフに仕上げてもヴィンテージ感が出て面白そうだと感じました。

表面はツヤがなく、鉛筆でも描けそうなくらいさらっとしたマットな手触りです。個人的にはアクリルガッシュで仕上げたような質感に近いと感じました。

まとめ

バターミルクペイントを実際に使ってみて感じたのは、「初心者でも扱いやすく、手軽にアンティーク調の雰囲気を楽しめる塗料」ということです。

水性なのでにおいが少なく、刷毛や容器も水で洗えるため、室内でも気軽にDIYを楽しめます。また、マットで落ち着いた質感に仕上がるので、家具やインテリアのリメイクにもぴったりです。

今回のスタンドミラーも、塗装するだけで印象が大きく変わり、部屋の雰囲気になじむアンティーク風の仕上がりになりました。DIY初心者の方はもちろん、家具のイメージチェンジをしたい方にもおすすめできる塗料です。

さらにビンテージ感を演出したい場合は、専用塗料の「オールクラックアップ」を組み合わせることで、経年劣化したようなひび割れ(クラック)加工も楽しめます。実際に木箱を使って試した様子は、別の記事で詳しく紹介していますので、興味のある方はぜひあわせてご覧ください。

ひび割れ塗装(クラック塗装)のやり方|オールクラックアップでアンティーク風に仕上げる方法