狭い洗面所にDIY棚を設置
新しい家に引っ越しました。
引越し直前に子どもから風邪をもらい、家族全員がダウンするというアクシデントもありましたが、どうにか完了。
最低限の生活はできるようになりましたが、2階の部屋はまだ段ボール置き場のままです。
生活にも少しずつ慣れてきたので、そろそろ片付けを始めようと思います。
片付けを始めるには、まず“しまう場所”が必要!
収納スペースを確保すべく、今回は洗面所に棚を設置してみました。

決して広いとは言えない洗面所。
収納スペースは元々あった洗面台下の収納くらいしかありません。
以前使っていたランドリーラックで簡易的に収納していましたが、洗濯機を買い替えたことで補強用フレームが干渉し、グラグラ状態に。
さすがにこのままではまずいので、思い切ってランドリーラックを撤去し、このスペースに棚を設置することにしました。

今回は、取り外しやレイアウト変更が可能な可動棚を窓の前に設置することにします。
可動棚にした理由は2つ。
・窓の開閉やメンテナンスをしやすくするため
・レイアウトを変えられるようにして、長く使えるようにするため
ということで、さっそく作業に移ります!
DIY
材料
・パイン集成材(15mm × 350mm × 670mm)……3枚
・棚柱(900mm)……2本
・棚受け(300mm)……3組
使用した道具
・インパクトドライバー
・下地センサー
・水平器(レベル)
・メジャー
・紙やすり(仕上げ用)
・蜜蝋ワックス(仕上げ用)
今回の作業はとってもシンプル。
棚柱を取り付けて、棚板に棚受けをセットするだけです!

棚柱というのはこちら。棚を設置するためのベースになるパーツです。
この穴に棚受けを引っ掛けて固定します。
あまり目立たせたくなかったので、壁と同じホワイトを選びました。長さは窓の高さと同じ900mmです。

こちらが棚受けです。
棚柱と棚受けは規格が合わない場合があるので必ず同じメーカーのものを用意します。
棚の奥行が350mmなので一回り小さい300mmのサイズにしました。
棚柱の固定
棚柱はすべての棚を支える重要なパーツ。
そのため、正しい位置にしっかりと固定することが最も大切な作業です!
ここでいう「正しい位置」とは、合板下地や間柱などの柱がある場所のこと。
石膏ボードだけの場所にビスを打つと、固定が甘くなり、棚が落ちてしまう可能性があります。
一般的には、柱の上に石膏ボードを貼り、その上から壁紙が貼られています。
まずは柱を探します

今回は下地センサーを使って柱の位置を特定します。
これは壁の中にある柱や鉄骨を感知してくれる便利な道具です。
壁を叩いて音で判断する方法もありますが、自信がないので機械の力に頼りました。


ボタンを押しながら壁に沿って動かすと、下地に柱があるとき音で知らせてくれます。


無事、柱の位置が特定できました!赤い部分に柱が入っています。
あとは、その位置に棚柱をビスで固定していきます。

両方の棚柱の位置がズレてしまうと、棚が水平にならないので注意。
水平器を使って、しっかりと水平を取りながら設置します。

今回は窓枠に沿って設置したので、水平を取るのは比較的簡単でした。窓の高さと棚柱のサイズを揃えたので見た目がスッキリしました。
最後に、棚板に棚受けを取り付けていきます。

棚板はパイン集成材を使用。
あらかじめサイズにカットし、表面を紙やすりで磨いておきました。
塗装はせず、蜜蝋ワックスを塗ってナチュラルに仕上げています。

棚柱に合うように位置を測って、棚板に棚受けを取り付けます。
仮止めして、実際に噛み合わせてながら作業を進めました。

3段とも全て取り付けてみました。
水平も問題なし!完成です!
完成

高さを変えて棚を取り付けてみましたが、ぐらつきもなくしっかりと固定できています。
柱の位置さえしっかり押さえておけば、作業自体はとてもシンプルでした。

ものを置くとこのような感じ。
棚柱の色を壁に合わせたおかげで、空間にも自然になじんでいます。
窓の前に設置したことで光を遮る不安もありましたが、今のところ特に問題はなさそうです。
引越しもようやくひと段落。
こうして一歩ずつ、自分たちの生活空間を整えていくのが楽しみになってきました。
まだまだやることは山積みですが、焦らず、自分たちのペースで部屋作りを進めていこうと思います。